早稲田大学人間科学部通信教育課程(eスクール)成果報告会(Ando)

現代的教育ニーズ支援プログラム(現代GP)成果報告会
2007年5月12日(土)10:00~17:30 早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール

キャッチフレーズとして、「eスクールを基盤とした従来型学部教育からの脱却 ~eスクールの挑戦~」と題して、4年間のeスクールでの大きな実績を背景に成果報告会が開催され、実運用レベルでのインターネットによる通信教育が報告された。

2003年日本で初めてインターネットを利用して卒業できる大学教育課程として開設された早稲田大学人間科学部通信教育課程(eスクール)においては、初年度社会人を中心に169名が入学し、この春53名の卒業生を送り出した。4年での卒業率約4割と通信教育としては驚異的に高い(従来型通信教育の卒業率は5%程度と言われている)。さらに卒業生のうち大学院進学者は17名という。これは本eスクールにおいて、開設以来運営上の課題を克服し、高い教育効果を生み出す授業運営方法・組織体制を確立したからであろう。

いろいろな工夫の中で特徴的なアプローチとして、授業のライブ配信を支援する、教育コーチングと掲示板によるコミュニティ的一体感が高い卒業率に大きく寄与したと報告されている。

また2006年度に文科省「平成18年度現代的教育ニーズ支援プログラム」に人間科学部の「実務・研究力を高める次世代教育システム」が採択された。次世代教育システムは、現在のeスクールを基盤として従来型の学部教育からの脱却を目的とした学部自体の改革構想である。通信教育に限らず、研究志向、就職志向の学生双方に効果的な大学教育を目指している。

次世代教育システムにおいても、eスクールでの実践成果をもとに教育コーチングを大々的に、組織的に展開する構想である。就職志向の学生には、実務応用力的コーチングとして、既存科目の院生によるコーチを大きく拡大し、企業での実践力・応用力などの授業並びにコーチングを想定している。研究志向の学生には大学院レベルのテーマ紹介や研究能力を高めるためのコーチングに力を注いていく。

(2006.6.4 安藤)