2005年度報告

遠隔教育研究センターでは,2005年度1-II期より演習・ゼミ・試験等を除く情報科学研究科の39講義492コマを担当教員・学生課スタッフ・学生収録スタッフの協力のもとに収録し,通常講義の補完教材という位置づけで学内ストリーミング配信を試験的に実施しました.本取組は本学における遠隔教育の中でも最も大規模な実践的活動事例の一つであり,情報科学研究科が提供する最先端の体系的カリキュラムに非同期なVOD (Video On Demand)環境を組み合わせた教育効果を検討する上で重要なものとなりました.なお,今回得られた様々な課題を解決し,より効果的な環境を提供するために,情報科学センターの協力のもとに遠隔教育システムを大幅に整備・強化し,2006年4月から運用を開始しています.

概要
  • 期間:2005年度1-II期~2-II期
  • 対象:情報科学研究科39講義492コマ(演習・ゼミ・試験等は除く)
    [1-II期:13講義186コマ,2-I期:16講義204コマ,2-II期:10講義102コマ]
  • 収録:学生アルバイトによる遠隔センターの移動収録設備を利用した講義収録
  •  配信:WindowsMedia形式でエンコードを行い学内ストリーミング配信を実施(7/5~).
    • Plan A/B:カメラ(A:固定,B:講師追尾)による収録およびビデオファイルの配信
    • Plan C:カメラ(講師追尾)による収録およびリッチコンテンツの配信

アンケート結果

配信例

Plan A/B

PlanA全体の収録数:27講義354コマ(写真:I426 篠田教授:オペレーティングシステム特論)
PlanB全体の収録数:7講義90コマ

Plan C

PlanC全体の収録数:3講義48コマ(写真:I219 落水教授:ソフトウェア設計論)

講義配信サイト

JAIST Onlineで講義配信(学内からのみアクセス可能/2006年度より新システムへ移行)

アクセスの傾向(講義期間中)

グラフ1:時間別アクセス
アクセス数平均:51.2コンテンツ/日(1-2期:58.1,2-1期:63.2,2-2期:30.7).
コンテンツへのアクセス時間は夕方と深夜の2回のピークが見られる.